電脳コレクション(ポケコン)

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CASIO FX-700P

FX-700P FA3

CASIOより同時期に発売されたPB-100は結構有名だったが、こちらは少しメモリ容量の大きなタイプ。1568ステップのプログラムが入力可能。後続発売のPB-200とほぼ同スペックである。
N-88Basic風のBASICが動き、外部接続インターフェィスFA-3を介しカセットレコーダーを使ってデータやプログラムの読み書きが出来る。新入社員の頃、実際に業務で使っていたこともある。

CASIO FX-890P

FX-890P
同じポケコンでも、こちらはちと強力な装備を持つ。CPUは16ビットの80L188EBを搭載し、内蔵64KB+拡張32KBで合計96KBのメモリを積む。漢字フォントは持っていない。

処理系は、BASIC,C,8086アセンブリ,CASL(情報処理試験用仕様のアセンブラ)がそれぞれ動く。
惜しむらくはBASICがN-88と同じ仕様であり、QuickBasicから最近のVisualBasicなどで実装されているProcedureやFunctionが使えない点である。同じポケコンでもシャープの製品はこれらを実装している点は非常にうらやましかった。
先日などジャンク屋でシャープのPC-XXX(型番失念、確か500だったか)を見た途端、この理由だけで手が伸びそうになってしまったほどである。価格は手頃であったが、インターフェィスの構築で出費しそうだったので断念した。

FX-890Pの外部とのインターフェイスは、FA-110を介してのシリアル接続である。サポートソフトは発表されていない為、FX-890P側BASICプログラムとWindows側のプログラムを自作しデータ交換を実現した。

数年前までは、本業のオフコンシステムで、ファイルの領域見積もりなどの煩雑な計算を、こいつで作ったBASICやCのプログラムで行っていたこともある。最近はRDB(RelationalDatabase)の時代でこういった計算は殆どOS任せになりFX-890Pの出番は無くなった。
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