こなみ詔子

　誕生時に取り違えられて別々の家で育った２人の数奇な運命。巡り来る不幸。
　繊細な心のひだと魔力をうまく絡めてファンタジックな仕上がりに。上品なボーイスラブとでも言うのか。

作成：01/12/15　加筆修正：03/06/22

　「あねさんは委員長」の続編。相変わらずポップコメディ全開で楽しい。
　２巻、主人公の竜崎翔(りゅうざきなつる)が出産した双子の、｛喋る・考える｝赤ん坊に思わずしんみり。着眼点面白すぎかも。

　「あねさんは委員長」「おかあさんは刑事」のさらに続編。
　ノリは前作と同じだが、元祖「あねさんは委員長」初出からある程度年数も経過していて画が少し変化。もともとストーリーは希薄な「委員長」シリーズ（各話読みきりっぽい）だが、こちらも５巻でなんとなく終わっているといった感じ。まぁシナリオに期待しなくても楽しめる設定なのでこれはこれでよしなのだが、委員長が海ニの家に居候しっぱなしかどうかは気になるところ。

　笑えるというかユニークなキャラとして２巻から藤矢ペ子登場。そう。あのフジヤのペコちゃんが実在した!?ダークジョークに繋がる匂いもふりまきながらのペ子の活躍も見物だが、脇役に徹したところはくどくならなくて良かった。

作成：03/06/22