日渡早紀

星は、すばる。    無限軌道

 作者と同名の主人公、『日渡早紀』は天文大好き少女。
 学校の天文サークル絡みで早紀の周りには様々な出来事が・・・・

 日渡早紀の一連の作品を見ると、本当にこの人は星が好きなのだなぁと感服してしまう徹底ぶりである。かつて、竹宮恵子や萩尾望都が競って(いたかどうかは?だが)モチーフにしたSFとは少し違う、親近感にあふれた「宇宙」への眼差しを感じる。宇宙が壮大だから未知だからそこにロマンが芽生えるといったスタンスでは無く、ふと見上げた夜空の美しさに純粋に感動出来る、そんな初々しさが感じられる、日渡の初期作品シリーズである。
作成:04/05/06